2008年 08月 07日
ぎっくり腰 |
今週月曜、都内某所にて発症。
と、いっても悪性のウィルスやエイズなどの感染症ではないのでご安心を。
そう、ぎっくり腰。
もう長い付き合いになっている、初ぎっくりは26歳だったと思う。
以来、こやつには苦しめられてきた。
過去の様々なぎっくり達はタイミングが凄い、何が凄いかと言うと
撮影に絡んだ、つまり撮影前に発症したケースが多数を占める。
さて、今回、月曜に発症して火曜、水曜と寝たきりの生活を余儀なくされた。
勿論、かかり付けの鍼灸医には出かけたが、歩行が困難なのである。
ぎっくり未経験の方に説明する。
寝たり起きたり、
立ったり座ったり、
勿論歩く事さえ、
咳やくしゃみ、更に笑う事さえ、
出来ないのである。
座っている事も、立っている事も困難で横になっているしかない。
何故なら腰の奥、体に中心に激痛が走る。
人間はほぼ全ての動作に体幹の中心の筋肉を使っていることを改めて感じる。
つまりほぼ何も出来ない。
そして今回も・・・
今日が撮影だった。「ねこひげ」で助監督セカンドを勤めてくれた松倉からのオファー。
五体満足なら楽しめたはず・・・だが
こちらは手負いのかなり重症の状態だ。
しかも演じる役柄は昭和41年の横浜が舞台で
当時の厳格な父親。
しかも苦労人で弁護士。
家庭での彼の行動はおとなしくない。
芝居での動きとしては少々乱暴くらいがいい、そんなキャラ。
我々俳優は・・・
というか私は現場に行かない、という事は自分が死んだ以外に許されない、と思っている。
事実、私は今まで穴をあけたことはない。まぁ当たり前だが・・・
つまりとにかく行く、そしてその人物を演じきる、という前提で今回も考えた。
今日は7:15渋谷出発。
ぎっくり腰は朝の起きがけが辛い。
筋肉が固まっている。
なので2時間前に起床。体をほぐす。
6:20痛み止めの座薬を挿入。
6:30自宅を出る。
この時点ではゆっくりと歩く事しか出来ない。
7:02普段の倍の時間をかけ、ロケバスに乗り込む。
7:30現場のロケセットに到着。
9:00オンリーの台詞撮り。
いったん控え室の戻ると肛門に違和感。
どうやら座薬が体内に吸収できず、やや漏れている模様。
困った、出番の大半は白いシャツに白いステテコ。
あそこに染みなんて・・・考えただけで寒気がする。
誰もいないのを見計らい、ある措置をする。
10:40撮影機材のトラブルで撮影中断。
食事休憩をはさみ、再開予定と通達。
いかん、痛み止めの効力は長くない。
撮影が長引けばますます不利になる。
祈るような気持ちで再開を待つ。
11:45ようやく私の出番。
暑さと腰痛、それを悟られないような振る舞いに神経を使い、
肛門のゆるみにも気を配り、
13:40
無事終了。
たぶん、一部のスタッフを除き、隠し通せた。
まもなく痛み止めが切れる。
名古屋ではどんな姿で挨拶できるのか・・・
それはそれでネタになるし、痛み止めの座薬は使わない。
またしばらくパソコンの前には座れない。
皆様、酷暑です、ご自愛ください。
と、いっても悪性のウィルスやエイズなどの感染症ではないのでご安心を。
そう、ぎっくり腰。
もう長い付き合いになっている、初ぎっくりは26歳だったと思う。
以来、こやつには苦しめられてきた。
過去の様々なぎっくり達はタイミングが凄い、何が凄いかと言うと
撮影に絡んだ、つまり撮影前に発症したケースが多数を占める。
さて、今回、月曜に発症して火曜、水曜と寝たきりの生活を余儀なくされた。
勿論、かかり付けの鍼灸医には出かけたが、歩行が困難なのである。
ぎっくり未経験の方に説明する。
寝たり起きたり、
立ったり座ったり、
勿論歩く事さえ、
咳やくしゃみ、更に笑う事さえ、
出来ないのである。
座っている事も、立っている事も困難で横になっているしかない。
何故なら腰の奥、体に中心に激痛が走る。
人間はほぼ全ての動作に体幹の中心の筋肉を使っていることを改めて感じる。
つまりほぼ何も出来ない。
そして今回も・・・
今日が撮影だった。「ねこひげ」で助監督セカンドを勤めてくれた松倉からのオファー。
五体満足なら楽しめたはず・・・だが
こちらは手負いのかなり重症の状態だ。
しかも演じる役柄は昭和41年の横浜が舞台で
当時の厳格な父親。
しかも苦労人で弁護士。
家庭での彼の行動はおとなしくない。
芝居での動きとしては少々乱暴くらいがいい、そんなキャラ。
我々俳優は・・・
というか私は現場に行かない、という事は自分が死んだ以外に許されない、と思っている。
事実、私は今まで穴をあけたことはない。まぁ当たり前だが・・・
つまりとにかく行く、そしてその人物を演じきる、という前提で今回も考えた。
今日は7:15渋谷出発。
ぎっくり腰は朝の起きがけが辛い。
筋肉が固まっている。
なので2時間前に起床。体をほぐす。
6:20痛み止めの座薬を挿入。
6:30自宅を出る。
この時点ではゆっくりと歩く事しか出来ない。
7:02普段の倍の時間をかけ、ロケバスに乗り込む。
7:30現場のロケセットに到着。
9:00オンリーの台詞撮り。
いったん控え室の戻ると肛門に違和感。
どうやら座薬が体内に吸収できず、やや漏れている模様。
困った、出番の大半は白いシャツに白いステテコ。
あそこに染みなんて・・・考えただけで寒気がする。
誰もいないのを見計らい、ある措置をする。
10:40撮影機材のトラブルで撮影中断。
食事休憩をはさみ、再開予定と通達。
いかん、痛み止めの効力は長くない。
撮影が長引けばますます不利になる。
祈るような気持ちで再開を待つ。
11:45ようやく私の出番。
暑さと腰痛、それを悟られないような振る舞いに神経を使い、
肛門のゆるみにも気を配り、
13:40
無事終了。
たぶん、一部のスタッフを除き、隠し通せた。
まもなく痛み止めが切れる。
名古屋ではどんな姿で挨拶できるのか・・・
それはそれでネタになるし、痛み止めの座薬は使わない。
またしばらくパソコンの前には座れない。
皆様、酷暑です、ご自愛ください。
by e-ohki
| 2008-08-07 15:20